カテゴリ:暮らし( 618 )

 

髪を切る

術前ににバリカンで髪を刈られてから今日で4ヵ月。
ベリーショートからは脱したもののまだ短くて、宝塚の男役には及ばない。

ほぼ一日中ワッチを被っているので、強情極まりない針金のような髪の毛もやさしく頭皮にまとわりついている。再建した頭蓋骨の形も良く、ヘアスタイルとしては上々。とてもベースを刈ったのが脳外科医だとは思えない。更に言うと「メスを入れる時は分け目に見えるように切った」とのこと。何を言うかと思ったらヘアスタイルのことなので、脳外科の先生って面白いと思った。それは余裕のなせる業なのか、患者さんとの話題作りなのか。でも、なかなかのセンスだったと今になって感心している。

その分け目もすっかり隠れているが、傷そのものはまだ「ここだよ」「かゆいよ」「いたいよ」と自己主張する。天気がいいと突っ張り返り、メッシュの部分は一回り小さくなる。さすがに凹まないけど。ま、湿度計のようなものだと思って観察している。

髪の毛の話にもどると、長さはいいのだが密生しているので暑くなってきた。
なんとかしてほしくて付き合いの長いヘアサロンへ行く。
「長さはこのままで、嵩を減らしてあげるね」
サクサク鋏が動いてたちまち頭が軽くなる。あ〜、さっぱり。

退院した時も5日目に行って、パチン、パチンと軽く鋏を入れてもらったのだ。
サムソンは髪を切ると力を失うけれど、私は元気になる。
傷のある頭を、何事もないよう鋏がにチョンチョンと行き来する。
それは“もう大丈夫だよ”という励ましのリズム。
ここ数日の胸バクがス〜ッと消えた。

by m-teshigoto | 2017-07-25 18:28 | 暮らし | Comments(0)  

右を下にして寝る

なんと寝苦しいこと。
この二晩ほど夜中に目が覚めてしまい、暑さに根負けしてエアコンのお世話になった。

その時気がついた。
右側を下にして寝ている…

転倒して左の後頭部を強打。
その衝撃で右前頭葉に損傷が生じて開頭手術。
術後2週間は、右を向いて寝る(=頭の右側を下にする)のは禁止だった。
夜中に看護師さん数人がやってきて「ダメですよ!」と言うから何事かと思ったら、知らない間に寝返りを打って右を下にしたらしく、それをセンサーが感知して看護師さんの出動となったらしい。
次の日からは「右頭部注意」が頭のイラスト入りで貼り出されてしまった。
たしかに、まだ頭蓋骨を外した状態だったから無防備。
1.5kg近くある頭を支えるには強度が足りない。

チタンのメッシュを使って再建手術をした後も、「ぶつけてお弁当の角みたいに凹んだ人がいる」などという話をまことしやかにする人がいて、傷が痛かったこともあって右側は向けず。痛みが消えてからも、仰向けか左下。ベッドの柵にぶつけることを考えて、保護のために帽子も被っている。

それが、気がついたら右下で寝ていたという訳。
まさか歪まないだろうと思いながらも、そうっと掌で触ってみたりしている。
ヘディングなんかより、自分の頭の重さに注意かも。。。
症状の説明より具体的な取説がほしいな。
ビス4本で留まっているだけなのだと思うと、やたらリアルな問題なのだ。





by m-teshigoto | 2017-07-17 23:33 | 暮らし | Comments(0)  

頭の熱伝導率

熱帯夜が一晩か二晩あっただけで東京は地面から熱くなる。

午前中、郵便局までお金を払い込みに出かけた。
お日様サンサン。
帽子を通して頭が熱い。
角を一つ曲がり、緑道沿いに大通りへ出て…ほんの数分の距離なのにもう胸バク。
おっ、息をしなきゃ。
大きく息を吐いて〜、大きく吸って〜〜〜

最近になって気がついたこと。
何かに集中したり、気を取られると、息をするのを忘れる癖があるらしい。
根を詰めて作業をしている時もそう。
その挙げ句の酸欠で気が遠くなるのではないかというのが、私なりの仮説。
暑さに気を取られて呼吸が疎かになってまた転倒…では笑えない。

という訳で深呼吸。
それも、いきなり吸うのはかえって危険。
最初に息を吐いてから吸うという呼吸の基本通りにやらないと、胸バクが加速する。
ネットで「深呼吸すると胸が苦しくなる」と入れて検索したら心臓病という結果が出たのには驚いたけれど、要は、息を吸うと肺が膨らんで心臓を圧迫して苦しくなるという構造上の問題もあるらしい。ならば先に息を吐いて空きを作ればいいんじゃないか。そう納得して「吐いて〜吸って〜」をやっている。
これには、自律神経が自律してないことも手伝っているのだが、まぁやってみましょ。

大通りの信号待ちで一休み。
郵便局では、財布をごそごそ探すフリをしてちょっと座る。ふ〜
一息ついて帰り道。
道を横断する時には立ち止まって右左。
向かいから人が来たら、同じく立ち止まってやり過ごす。
な〜に、休み休み歩いていれば、胸バクも頭クラ〜リも未然に防げるという自衛策。

おととい歩いた同じ道がえらく遠かった。
大気も熱く、昼近くの太陽は帽子を通して頭に直射の勢い。
血の巡りは悪くなったけど、熱伝導率は向上!? あ〜ぁ。





by m-teshigoto | 2017-07-13 23:16 | 暮らし | Comments(0)  

黒糖LOVE^−^

f0178453_17374617.jpg



最近のマイブーム(そろそろ死語?)は「黒糖ミント」。
入院の差し入れでいただいて以来のファン。
といっても退院してからネットで探し、ようやくお取り寄せができた。

某航空会社の機内サービスで認知度を高めたとのこと。
沖縄物産展で買うこともできるらしいが、出歩けないので通販。
一袋150gm300円は安いでしょう? 数えてみたら31個ありました。
それを3袋。そして送料は756円。
2袋だとメール便で200円そこそこなのだけれど、不思議なことに「品切れ」!?
3袋送れるのなら2袋ありそうだと思うのだ…

小さくて、口溶けが良く、かすかなミント風味のさっぱりした甘さ。
「琉球黒糖」「しょうが黒糖」「塩黒糖」などもあり。
でも、最初に食べた「ミント黒糖」が一番だと思う。

病院で夕食を終え、期待せずに口にしたら…あらっ美味じゃない!
たちまち2つをぺろり。
残り3つを眺めつつ、なんとか同じものをまた食べたいと思案。
この時は分別が働いて、普通の「黒糖」を買ってきてもらって代替とした。
これもまた美味しかった。

そして2ヵ月。
送料にたじろいだものの、もう分別はうっちゃって取り寄せた「ミント黒糖」。
やっぱり美味でした。
ご飯の後の一粒が毎日のお楽しみ。

言い訳に聞こえそうなのを承知で言うのだが、
脳の回復にはいつもより多めの糖分が必要なのかもしれない。
病院で食べた最初の1つは、体に染みるように美味しかった。
今は、その甘さにふっと体が緩む感じがする。








by m-teshigoto | 2017-07-09 18:27 | 暮らし | Comments(0)  

6月の終わりに

今年は桜が見られなかった。
東京で桜の開花がニュースになった直後に入院。
転院を挟んで約2ヵ月を病院のベッド上で過ごした。

退院して1ヵ月が経ち、今はようやく普通の生活に戻りつつあるところだ。

とはいえ、救急搬送、手術、リハビリ…と初体験尽くしの後だけに、
「普通の生活」すら一大事と化している。

ここいらで忘我の境地から立ち直らないと、2017年が白紙になってしまいそう。

さいわい走り書きのメモが残っている。
気を取り直して、3月からの日々を振り返ることにしよう。
セミドキュメントといった感じになるといいけれど。


by m-teshigoto | 2017-06-28 20:05 | 暮らし | Comments(0)  

もう1回

f0178453_19190267.jpg

本屋さんの片隅で見つけて以来、定期購読していた『アルネ』。
大橋歩さん編集のリトルプレスで、2009年に30号をもって終了となった。
自身の撮影、取材による記事には、大橋さんならではのこだわりがあって、
好き嫌いはともかく読み物として面白かった。

定期購読をすると送られてきたアルネカレンダーは、いつのまにか
東京の家の定番カレンダーとなり、暮れが近づくと通販で買うのが恒例となった。
今年も12月を前にカレンダーを注文。
ついでに出版物の一覧を見ると『アルネもう1回』があった。
へ〜、9月に出ていたなんて知らなかった。

届きたてのほやほやを眺めて、古い友達に会ったように嬉しい。
2009年から7年経って「もう1回」という思い切りの悪さ。
いかにも物づくりの人らしいな。
出会ったこと、感じたことを伝えるチャンネルとしての『アルネ』。
手塩にかけて作り上げた媒体を惜しむ気持ちもあるだろう。

30冊の『アルネ』は勤めている図書館に寄贈した。
『もう1回』も…と思っていたら、新着コーナーに並んでいた。ほ〜。
それでは、これは大事に手元に置くことにしよう。

人生には「もう1回」と思うことが確かにある。
私自身も7年のブランクを越えて原稿書きを始めた。
そんな時にこの1冊を手にしたのも、何かの縁。
気力と体力をかき集めても追いつかないのだけれど、励まされた気になって
どこまで出来るかやってみようと思っている。ふ〜





by m-teshigoto | 2016-11-28 19:53 | 暮らし | Comments(0)  

11月だというのに

f0178453_19023813.jpg

11月だというのに一晩で30cmの雪。
昨日は、久しぶりに雪かきに汗を流した。
玄関から通路、そして階段、クルマのまわり…約1時間コース。
運動不足がたたって息が上がってくる。
肺の奥底からゼ〜ッと息を吐く。ウグ〜ッっと息を吸う。
周囲に人家もないことなので、思い切り呼吸する。
なんとなく、肺の中がきれいになったような気がして爽快。

道路の除雪は出勤時間ぎりぎりで間に合ったのだけれど、
雪かきで一日の体力を使い果たした感があって、仕事はお休みさせてもらった。
雪を口実に、ふにゃらふにゃらと午後を過ごして、夜も早めに寝る。

根雪になりそうな雪景色。
さてこの冬は東京で過ごそうかと、ふと思う。
「避寒」という言葉が身近になってきた。

by m-teshigoto | 2016-11-25 19:24 | 暮らし | Comments(0)  

福寿草

f0178453_16284116.jpg

やっとつぼみがふくらんだと思ったら一昨日の大雪。
一日経ってふと見ると、重たい雪の間からむくっと顔を出している。
寒くはないか?




by m-teshigoto | 2016-03-16 16:35 | 暮らし | Comments(0)  

一晩でこんな

f0178453_11510789.jpg

まだちらほらと雪が降り続いている。
一晩で15cm超ほど。
新雪なので、クルマを出しても埋まりそう。
管理事務所の女の子も「除雪を待った方がいいですよ」とのこと。
待っている間に出勤時間が迫ってきて、さて、今日は欠勤かと、気を揉んでいる。


by m-teshigoto | 2016-02-25 11:56 | 暮らし | Comments(0)  

春まだ来2016

f0178453_18515727.jpg



東京でも今晩雪が舞うとの予報。
ここ山梨では、今日一日粉雪が舞っていた。
「雪のない2月なんて嘘みたい」などと、職場で話したのはつい昨日のこと。
そう、まだ冬は終わっていないのだ。
庭に出た福寿草のつぼみもこの雪で縮こまってしまったかな。
つぼみが膨らんで、黄色い花びらがのぞく日が待ち遠しい。

黄色といえば、友達に勧められて買った卵焼きが美味しかった。
「松露」というお店ので、丸善の帰りに東京駅の駅ナカの売店で買った。
甘辛のはっきりした卵焼きはご飯のおかずにぴったり。
菜花の緑を添えて、春らしい食卓になった。

by m-teshigoto | 2016-02-24 19:08 | 暮らし | Comments(0)