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ご親戚ですか

看護計画書にサインしてくれたのは、病院に駆けつけた友人(以下「友人S」)。

病院に搬送されたものの、本人(以下「m」)は混乱していて受け答えが怪しい。
免許証で住所氏名はわかるが、家族や親戚は?
そこで病院から警察へ連絡が行き
警察がケータイの住所録から同じ名字の友人Sを見つけて電話。※
「××さんのご親戚ですか」ということになったらしい。
同じく住所から大家さんの名前を割り出し「店子の××さんが病院に運ばれました」…

かくして、警察から連絡を受けた大家さんと友人Sは病院へ。
何が起こったのかわからないまま、手術の立ち会いとなった。

大家さんとは十年来、友人Sとは高校生以来のお付き合い。
こんな場面でお世話になるとは思ってもみなかった。

とはいえ本人は混乱の最中。
顔を見せた友人Sに「なんでここにいるの?」と言い放ったそうだ。


※後日、大家さんがまとめてくださった「3月25日の経緯」によると…

スーパー店内で倒れる(m)→救急車
意識がなくなる(m)→病院へ搬送
病院(mの住所・氏名だけわかった)→警察へ連絡
警察→(保証人等の連絡先を知るため)→家主(以下「大家さん」)自宅に連絡
大家さん→仲介の不動産屋へ連絡→保証人氏名(友人S)判明
大家さん→警察→病院→友人Sへ連絡
大家さん病院へ 午後8時友人S到着→(m)手術






by m-teshigoto | 2017-06-30 09:32 | 病院のベッドの上で | Comments(0)  

看護計画

どこから始めてもいいのだけれど、まず最初は入院した日から。
事の経緯はいずれ明らかになるゆえ、ここでは、本人の記憶に空白の部分があることだけ申し上げておこう。入院した日、正確には救急車で運ばれた3月25日から約一週間ほどが空白である。人の顔や周囲の情景が断片的に浮かぶだけで、つながった物語となってこない。意識もあり、話もしていた(らしい)のだが、記憶が抜け落ちている。

どんな状況だったのか、入院当日に担当看護師が示した看護計画が詳しい。
実際には医療用語が並ぶのだが、書き下すとおおよそ次のようなことだ。

「術後のため脳組織の状態が不安定である。言語障害や運動神経の反応の変化を見ながら、意識レベルの改善を待つ。また、人工呼吸器使用中によりベッド上での動きが制限されるため、褥瘡発生の危険性がある。こうしたセルフケアの不足については、自分でできる範囲のことは行っていけるようにする。」

「脳組織の状態が不安定」の原文は「非効果的脳組織循環リスク状態」。
なんのことだかわかる人は専門家。
脳の持ち主にとっては「不安定」としか言いようのない状態だったような気がする。





by m-teshigoto | 2017-06-29 13:40 | 病院のベッドの上で | Comments(0)  

6月の終わりに

今年は桜が見られなかった。
東京で桜の開花がニュースになった直後に入院。
転院を挟んで約2ヵ月を病院のベッド上で過ごした。

退院して1ヵ月が経ち、今はようやく普通の生活に戻りつつあるところだ。

とはいえ、救急搬送、手術、リハビリ…と初体験尽くしの後だけに、
「普通の生活」すら一大事と化している。

ここいらで忘我の境地から立ち直らないと、2017年が白紙になってしまいそう。

さいわい走り書きのメモが残っている。
気を取り直して、3月からの日々を振り返ることにしよう。
セミドキュメントといった感じになるといいけれど。


by m-teshigoto | 2017-06-28 20:05 | 暮らし | Comments(0)