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日記代わりのメモ 〜5/18

何のためのリハビリか、ようやく自分の中でリハビリの目的に対する関心が生じてきた。退院へのパスポートというだけではなく、日々の生活に、自分の将来に関わる頭と体の再学習なのだと、身をもって感じた。医師はもちろん、療法士ですらそうしたことは教えてくれない。なぜ再学習だと思ったかというと、前より体がスムーズに動くような気がしたからだ。運動音痴だったはずがなんとか動けている。ここで頑張れば音痴解消なるかも…。リセットされた脳は、楽天的な思考が得意のようだ。

5/15 右側の脳圧が高いような気がする。創部も突っ張っている。9時40分からリハビリ。階段(16段)4往復。スクワット。足踏み、足上げ、腹式呼吸。リハビリの進行表にサイン。目標は図書館への復職とある。あ〜。午後のリハビリは足踏み、足上げ。+チューブで開脚。お盆でコップ運び。夜、左耳に拍動。

5/16 6時半にベッドを起こす。今日はお風呂。着替えと乳液を用意。湯船に浸かる!足の裏が垢でボロボロ。11時前、リハビリの準備をしていると友人Hが来る。果物と紅茶の差し入れ。昼前にリハビリ。階段、スクワット他。2時、従兄夫妻来る。3時、リハビリ。足の裏の安定が大事とのこと。来週あたり調理実習の買物へ。5時頃、ベッドの上でめまい。メガネを外す。本の読みすぎ?頭を下げると収まる。介護士さんが「頑張りすぎたかもね」と言う。血圧141。夜のトイレもふらつく。

5/17 朝からめまい。ベッドの上でもダメ。立って歩けない。右に傾く。朝食抜く。リハビリ休み。トイレも車椅子。昼前、友人Iが郵便物を持ってきてお弁当を食べていく。メガネなしでできる折り紙をする。眠い。午後のリハビリも休み。副院長が来て「耳から来る目まいだと思う」と。繰り返すようだったら点滴をするという。

5/18 晴れ。涼しい。一人で歩けないので、洗面、歯磨きができなくなって不自由。食後にめまい。頭の右側が別物のようだ。創部が腫れている。2時、友人H来る。果物、水の差し入れ。3時、カンファレンス。退院は月末に決まった。夕方、椅子を使ったリハビリ。ふらつきなし。左側を見上げるとめまい。頭がのけぞる感じがする。

by m-teshigoto | 2017-07-30 20:30 | 病院のベッドの上で | Comments(0)  

日記代わりのメモ 〜5/14

午前に運動療法、午後に作業療法、2回のリハビリ以外は診察や検査もないから、ご飯を食べる、薬を飲むくらいしかすることがない。病院の一日は単調だった。

5/10 黒い雲が流れる。外は雨らしい。涼しめ。シフト交代時のトーンが不満っぽい。ここは老人ばかりだからやりきれないのだろう。いずれは自分だってそうなるのに。そういえば、前の病院のスタッフは感情を出さなかったな。加点1。だからといって戻りたくはない。友人Iからアクリルたわし用の毛糸が来た。※a緑色…。

5/11 晴れ。暑くなるらしい。朝のナースコールをパスされた。忙しかったか。でもねぇ。午前中のリハビリで公園まで歩く。午後も外歩きだったので、自宅を回るコースにしてもらい、ポストから郵便物を回収する。病院に戻る頃には疲れる。嬉しくて歩きすぎたかも。杖の練習もしたが、ない方がうまく歩ける。

5/12 朝の4時にトイレ。その後はうつらうつら。やや便秘気味。朝食の牛乳効果なし。看護師さんに相談する。えらく気が沈む。転院先の選択、リハビリの内容等に思いをめぐらす。

5/13 土曜日。曇り。昨夜は9時の消灯から2時間おきに目が覚める。5時起床。眠い。リハビリはお休みみたいだ。

5/14 日曜日。昨日は耳の後ろがシーンと鳴る。今日は、頭の後ろがやわらかい。※b広がってきた感じ。傷のまわりが痛くない。神経の繋がり具合なのかしら。無感覚な場所がある。

補足
a:「アクリルたわし編んでよ」という友人のリクエストもあって、リハビリ方々太いかぎ針でアクリルたわしを編んだ。黄色、緑、白、オレンジ、茶、水色…大中小様々な大きさの四角いたわしを編んだ。100円ショップの毛糸とはいえ「たわしじゃあんまりかわいそう」と思わないでもなかった。
b:左後頭部を強打して縦に亀裂が入っている。特に治療は必要ないとのこと。日によって亀裂の周辺がぶよぶよ膨らんでくる。髄液の出入りがあるらしい。「そのうちなくなる」と主治医のI先生は言っていたが、不安は不安。毎日触っているうち、起きたて、天気のいい日は膨らまないことに気がついた。気圧と関係するのか?

by m-teshigoto | 2017-07-29 18:12 | 病院のベッドの上で | Comments(0)  

コップ一杯の水があれば

入院して上手になったこと=歯磨き。
朝昼晩三食食べ終わるたびに磨いたから、という訳ではない。
暇だったから、でもない。
食事のたびに、コップ一杯の水で歯を磨いたからだ。

一口目で口をすすぐ。歯磨きで磨く。二口目で口中の歯磨きをすすぐ。コップを傾けて歯ブラシについた泡を流す。少なめの三口目でもう一回すすぐ。残ったコップの水で歯ブラシをすすぐ。ベッドの上で、これだけのことをコップ一杯の水と水を受けるプラスチックの容器でまかなう。

きれいに磨けていようがいまいが、食後に組み込まれた儀式。
そこまでたどり着くのに手術から1週間の時間がかかった。

洗顔は? 一日三回のおしぼりだった。
お風呂の時以外(それも3回だけ)顔を洗ったことがない。
自慢したくなるほど気にならなかった。

付き添いがないとトイレにも行けない。
ましてや洗顔をや。
両手で顔など洗おうものなら、ふらついてゴツンとなりかねないのだから。

コップ一杯の水で歯を磨きおしぼりで顔を拭く生活もそれなりに楽しんだ。
洗面器一杯のお湯で整容した鴎外先生には及ばないけれど。


by m-teshigoto | 2017-07-26 23:07 | 病院のベッドの上で | Comments(0)  

髪を切る

術前ににバリカンで髪を刈られてから今日で4ヵ月。
ベリーショートからは脱したもののまだ短くて、宝塚の男役には及ばない。

ほぼ一日中ワッチを被っているので、強情極まりない針金のような髪の毛もやさしく頭皮にまとわりついている。再建した頭蓋骨の形も良く、ヘアスタイルとしては上々。とてもベースを刈ったのが脳外科医だとは思えない。更に言うと「メスを入れる時は分け目に見えるように切った」とのこと。何を言うかと思ったらヘアスタイルのことなので、脳外科の先生って面白いと思った。それは余裕のなせる業なのか、患者さんとの話題作りなのか。でも、なかなかのセンスだったと今になって感心している。

その分け目もすっかり隠れているが、傷そのものはまだ「ここだよ」「かゆいよ」「いたいよ」と自己主張する。天気がいいと突っ張り返り、メッシュの部分は一回り小さくなる。さすがに凹まないけど。ま、湿度計のようなものだと思って観察している。

髪の毛の話にもどると、長さはいいのだが密生しているので暑くなってきた。
なんとかしてほしくて付き合いの長いヘアサロンへ行く。
「長さはこのままで、嵩を減らしてあげるね」
サクサク鋏が動いてたちまち頭が軽くなる。あ〜、さっぱり。

退院した時も5日目に行って、パチン、パチンと軽く鋏を入れてもらったのだ。
サムソンは髪を切ると力を失うけれど、私は元気になる。
傷のある頭を、何事もないよう鋏がにチョンチョンと行き来する。
それは“もう大丈夫だよ”という励ましのリズム。
ここ数日の胸バクがス〜ッと消えた。

by m-teshigoto | 2017-07-25 18:28 | 暮らし | Comments(0)  

注文の多い…

入院してからのメールのやり取りを見ていると「あれ持って来て」「これ持って来て」という注文が多い。バックアップしてくれた友人二人が自宅から持って来てくれた。術後、記憶が戻った4/2〜4/16頃まで。

・化粧水と乳液
・爪切りセット、耳かき、マスク、デンタルフロス
・顔剃り用のカミソリ
・ハガキと切手
・スカーフ
・祖母のちゃんちゃんこ
・ポケット用語事典
・肌着
・ハンドクリーム

その他、差し入れとしては…
・新聞
・ミネラルウォーター
・リンゴジュース
・果物(柑橘類他)
・アイスクリーム
・紅茶etc.

爪がいつも短く歯もそこそこ磨けば良し。
なぜかお風呂にもろくに入れないのに、顔と脛の手入れはまめにした。
たしなみと言うんでしょうかね。
誰も見てなんかいないのに。



by m-teshigoto | 2017-07-24 21:02 | 病院のベッドの上で | Comments(0)  

日記代わりのメモ 〜5/9

転院の日に内科医に会って以来、連休中は一人も医師の顔は見なかった。検査も一切なし。当直医はいるとのことだったが。

5/6 土曜日。11時にCTだそうだ。さっき副院長と話したからか。変化の少ない療養中のお年寄りとは勝手が違うのかもしれないな。受け入れの時にわかっていたとは思うけれど、ちょっとね。検温ぐらいしてほしいな。頭の調子変わる。内圧が上がった感じ。頭痛が減る。目も安定している。

5/7 日曜日。4時のオムツ交換の時にトイレ。冷蔵庫の水を出して飲む。そのまま7時前に起きて本を読む。今日の介護士さんはラジオを点ける人だ。耳から疲れる。


5/8 涼しい。5時にトイレ。7時過ぎ起床。7時40分朝食。牛乳、バナナ、小鉢、ご飯。食後に黒砂糖を一粒なめる。柑橘類は諦めよう。許可は得たが…。家族が来た時に食べさせてもいいという許可なのだ。気兼ねしながら食べても美味しくないから諦めることにした。今日は千客万来で5人。ふ〜。大家さんが、留守中に咲いたジャーマンアイリスを写メに撮って見せてくれた。3年ぶりの花。

5/9 曇り。今朝も4時起き。その後少し寝たけれど。血圧129。減塩で効果があるのかしらと、朝食に出た桃の缶詰を食べながら思う。カンファレンスの結果は知らされず。10日ぶりの入浴後、部屋が変わる。病棟も移ったのでリハビリの人も変わる。新しい部屋では窓際。3人部屋に2人。同室の人は寝ていることが多いので静か。

by m-teshigoto | 2017-07-22 17:18 | 病院のベッドの上で | Comments(0)  

日記代わりのメモ 転院〜5/5

転院した先は療養型病棟もある小さな病院。内科系の病院だったが、リハビリが目的の転院だったので、自宅から歩いて1ブロックという地の利もあって、ここに決めた。移った当初はずいぶん勝手が違って落ち着かなかった。加えて、食事はすべて減塩。さらに飲食物の持ち込みは許可制と聞かされ、ますます元気がなくなった。

5/1 3階の3人部屋。寝たきりのお年寄りと同室。夕飯に「減塩」の表示!

5/3 午前4時過ぎにオムツ交換の人が来たのでトイレへ行く。※a早朝からテレビ音。上の階からは叫び声。※b検温36.2℃血圧141。減塩が血圧に効果的なのだろうか。朝食は牛乳とミカンの缶詰。ご飯に炒め物の小鉢だけ。次からご飯を減らしてもらうことにする。H三姉妹来る。日程だけメールで知らせてあったのだ。よく話した。リハビリの人、午前と午後各一人。症状を聞かれたので同じ話をする。本人が元気なので「?」なのかも。足の運動、歩行練習などする。

5/4 午前4時のオムツ交換で目が覚める。6時に来た看護師さんにトイレを頼む。食事を運んできた人は初めて。忙しそうだ。人手も人材も足りていないみたい。仕方ないね。でも、食には恵まれず夜は眠れないでは、体調に良くない。

5/5 牛乳、バナナ(1本)、ご飯、炒め物の小鉢、佃煮(みたいなもの)。誰が考えるのか。看護師さんに「佃煮は食べないの?」と聞かれる。減塩になってがっかりしたと答え「佃煮がなくても食べる」と言った。少しはわかってもらえたかしら。それにしても(炒め物は)すごい味だね。午後5時。鍼灸師のO先生来々。プリザーブドフラワーをいただく。四方山話をしながら、私がご飯を食べるの(様子)を見て帰る。Thank you!

補足
a:午前4時になるとオムツ交換が各室を回る。ジュラルミンのワゴンががたがた音をたてるので目が覚めてしまう。ここでもトイレは要見守り。交換の人に声を掛けてトイレまで付き添ってもらう。
b:隔離の必要な患者さんが上の階にいて、映画でしか聞いたことのないような叫び声をあげる。夜中など、下りてきはしまいかと怖かった。





by m-teshigoto | 2017-07-20 22:39 | 病院のベッドの上で | Comments(0)  

転院

なんとか気持ちを切り替えて迎えた転院。馴染んだ環境を出るのは本当に心細かった。
でも、1日でも日延べになったらどうしていいかわからない。

従兄と友人Iが付き添ってくれることになった。

元々の性格なのか術後の変化なのか、人間がやたら細かくなったところがある。
転院(退院)に当たってはこんなことにこだわった。
・できるだけ静かに準備をする
・移動は介護タクシーで
・病院を徒歩で出る


友人Iには「なに言ってんだか」と笑い飛ばされたが、同室の高齢者(家へ帰りたがっている)をおもんばかっての「静かに」、荒い運転を避けての「介護タクシー」、大地の感触に自信を得たくて「徒歩」。自分なりに理由はあった。

パジャマをジーンズとブラウスに着替えただけで体が重い。
まだ生傷の頭は、スカーフで覆ってみたが大袈裟なのでなんにもナシ。
いつの間にか増えた荷物を車椅子に乗せて…いざ出発。

徒歩での退院は思ったより難儀だった。
トイレとリハビリへ行く時以外はベッドの上。
それも手すりの伝い歩きがほとんどで、大手を振って歩くとはいかない。
複視の目は焦点が合っていない。
やってみるとナイナイ尽くしが身に染みる。
1階では「支払い」という最後の胸突き八丁。
自動支払機を相手に苦戦した。

ふと見ると、病棟で担当だった看護師さんが車椅子を押している。
目が合って「あっ」っと表情が揺れる。かすかな笑顔。
「退院の準備手伝いましょうか」
そう言って立ち寄ってくれた時と同じ笑顔だった。







by m-teshigoto | 2017-07-19 18:49 | 病院のベッドの上で | Comments(0)  

右を下にして寝る

なんと寝苦しいこと。
この二晩ほど夜中に目が覚めてしまい、暑さに根負けしてエアコンのお世話になった。

その時気がついた。
右側を下にして寝ている…

転倒して左の後頭部を強打。
その衝撃で右前頭葉に損傷が生じて開頭手術。
術後2週間は、右を向いて寝る(=頭の右側を下にする)のは禁止だった。
夜中に看護師さん数人がやってきて「ダメですよ!」と言うから何事かと思ったら、知らない間に寝返りを打って右を下にしたらしく、それをセンサーが感知して看護師さんの出動となったらしい。
次の日からは「右頭部注意」が頭のイラスト入りで貼り出されてしまった。
たしかに、まだ頭蓋骨を外した状態だったから無防備。
1.5kg近くある頭を支えるには強度が足りない。

チタンのメッシュを使って再建手術をした後も、「ぶつけてお弁当の角みたいに凹んだ人がいる」などという話をまことしやかにする人がいて、傷が痛かったこともあって右側は向けず。痛みが消えてからも、仰向けか左下。ベッドの柵にぶつけることを考えて、保護のために帽子も被っている。

それが、気がついたら右下で寝ていたという訳。
まさか歪まないだろうと思いながらも、そうっと掌で触ってみたりしている。
ヘディングなんかより、自分の頭の重さに注意かも。。。
症状の説明より具体的な取説がほしいな。
ビス4本で留まっているだけなのだと思うと、やたらリアルな問題なのだ。





by m-teshigoto | 2017-07-17 23:33 | 暮らし | Comments(0)  

日記代わりのメモ 〜5/2 転院まで

あれよあれよという間に転院先が決まり、「さぁ、早くベッドを空けて」という声が聞こえてきそうな勢いで退院日も決まった。ハイテンションで元気だった本人mは、日に日に心細くなるばかり。入院以来の経緯を知っている人たちに見守られていた日々は安心感に満ちていた。きっと親と暮らす子供はこんな感じだろうな。

5/1 夜中に目が覚め、なかなか寝られなかった。パワー不足。体温36.6度、血圧131。顔が熱い。回診は4人。新人いる。後頭部の痛みは問題なしとのこと。※a頭に関して気をつけなければいけないのは、飛行機とプールはOK、ヘッディングはダメ。ヘディング!? 朝食後3回に分けて抜糸。※b金具以外に長々とした糸もある。ひ〜ぃ。リハビリでは退院の見極めのテスト(バランス)をする。片足立ちはダメ〜〜。

5/2 朝からピカピカの天気。暑くなりそう。早くに目が覚めて、つらつらとこれまでのことを考えていると涙が出る。※cすっかり見守られている安心感になれてしまって出るのが怖い。回診は5人。研修医の先生に「暴言を吐いてごめんなさい」と言うと満面の笑顔。明るい。※d昼ご飯のオレンジ、いつも二切れなのに三切れだ。

補足
a:転倒した時に打った後頭部には亀裂が入った。驚いたことに「問題なし」で格別の処置はなし。それでも仰向けに寝ると、痛いことは痛かった。
b:正式には抜鉤(ばっこう)。たしかに、糸ではなくホチキスのような金具を抜くのだから金偏。
c:こうした感情の揺れを「退院ブルー」と呼ぶ。冗談ではなく本当の話。「マタニティーブルー」と同じ仲間。
d:この研修医の先生には、何回か注射で痛い目にあわされた。涙目になって「おじいさんの先生でももっとうまい」とつい憎まれ口。廊下ポタポタ事件もこの先生。



by m-teshigoto | 2017-07-14 22:24 | 病院のベッドの上で | Comments(0)