手帖の余白

来年の手帖をどうしようか…
空白の多い今年の手帖を前にすると、もう使わなくてもいいかもと思う。
4月、5月は書き込みなし。
6月になってやっと毎週木曜日に「訪問リハビリ」の書き込み。
脳外科や歯医者の予約も一つ二つ。
8月には十数年ぶりの知り合いの来訪があった。
それでも空白が多い。
訪問リハが終わった9月からはついに血圧の記録欄と化した。
いっそのこと体重も書き込んで健康手帳にしてしまおうか。

書き込みが少ないのは、何事も体力との相談なので予定が立たないこともある。
起きた時の感じで「行けそう」と思ったら出かける算段をする。
右側の余白に、できたら行きたい場所を書いておく。
たとえばヘアサロン、銀行、買物…

なかなか実現できないこともある。
「山の家へ行く」は8月以来の懸案事項。
早く余白から解放したいのだが…

# by m-teshigoto | 2017-09-28 21:21 | 暮らし | Comments(0)  

おじや風

f0178453_15373091.jpg

陽ざしの中の熱気がうすらいできた。
見上げる青空も日に日に高くなってきた。

足元からひんやり背中からスースー。
まだ半袖が気持ち良いとはいえ、もう秋の気配が感じられる。

寒暖差が大きいと体がイヤイヤをする。
ここ数日はお腹が落ち着かない。

お茶碗半分のご飯しかなかったので、小さく切った玄米餅をプラス。
溶き卵と小葱でおじや風にしてみた。

残った味噌汁にご飯を入れて作るのが「おじや」ではなかったかしら。
出汁を使ったので「風」。

お腹から体が温まって鼻の下にうっすら汗をかいた。


# by m-teshigoto | 2017-09-21 15:58 | キッチン | Comments(0)  

卒業!? はぁ〜

f0178453_21044374.jpg

9月に入って、退院後2回目の脳外科の外来があった。
3回目の予約はなし。
「何かあったらいつでも連絡してください」という言葉とともに送り出された。
はぁ〜。

複視や耳鳴り、胸バクはあっても、脳外科としての治療は完了ということらしい。
はぁ〜。

入院中に世話になった友人に「卒業」というタイトルでメールをしたら
「おめでとう!お祝いしようね」との返信。
はぁ〜。

医者にとっては一つの症例であり、予後が順調な事例として「済み」。
それはそうだが私の頭は私にとって唯一無二。
そこに起こった出来事とその後遺症はこれから一生ついて回る。
回復することはあっても元通りにはならないし、全治はしないのだ。

外来の翌日、複視について眼科の診察が必要かどうか、脳外科へ電話して尋ねた。
「眼科へ行ってもねぇ、とくに治療はしないと思う」とのこと。
それはそうだが、どの程度回復したかを前のデータと比べることはできる。
だいぶ視力が落ちているので、そのへんも聞いてみたい。
気を取り直して眼科に予約を入れてみようと思っている。

ふと不安になる。
コレって依存なの!?






# by m-teshigoto | 2017-09-17 22:24 | 暮らし | Comments(0)  

「赤い踵」

靴下を履こうとして気がついた。両足の踵が赤くなっているのだ。
「?」
そう、一日中ベッドの上にいるから、シーツとの設置点が赤くなったのだ。
「!」
2ヵ月に及ぶ入院生活の行き着くところは褥瘡(床ずれ)…
それに気がついたら急に怖くなってしまった。

字が書けようと話ができようと、ベッド周りにしか自分の空間がない。
身動きのできないお年寄りと同じなのだ。
せいぜいベッドを下りて椅子に座れる程度の差しかない。
もう少し謙虚でいようと思う。

何がこの確信に近い自信を生むのかわからないが、
明日は来るし明後日も来ることをつゆとも疑っていない。
2回の手術と記憶の空白を抱えながらも、自分でも驚くほどの楽天ぶり。
もしかしたら、脳の中の何かが壊れたのかもしれないな。

それにしても赤い踵か…

※「入院四方山話」は入院中にノートに書き綴った文章を再録しています。

# by m-teshigoto | 2017-09-04 18:56 | 入院四方山話 | Comments(0)  

「外へ」

「ちょっと外を歩いてみましょうか」と午前のリハビリで言われる。
「えーッ!」
何かと言えば、このままだとパジャマ姿で外へ出ることになるのだ。
着替えはあるけど時間がない。
「駐車場ならいい」と妥協する。病院の駐車場を歩けばいいのだ。

5月だというのに暑い、陽ざしも強い。
日焼け止めの代わりに乳液を一塗りしてでかける。
緑色の囚人服みたいなパジャマにソックス、スニーカー。何より超短髪の頭には向こう傷。犬の散歩のおじさんが、すれ違いざま一瞬固まってうなり声を上げそうになった犬に「静かに」とあわてて声を掛ける。
結局、駐車場を出て公園までをパジャマで歩く。

「どうですか」「大丈夫ですか」と療法士の人に声を掛けられても無言。
地面がでこぼこしていてぐらつくが、なんとか足裏で踏み留まっている。
とっても小走りで道を渡ることなどできそうにない。
動作って様々な体の動きの組み合わせなのだとあらためて思う。

杖の練習もする。足と腕とのタイミングが難しい。
使えるようになっておこうとは思っているのだけれど。

午後は同じコースを普段着に着替えて歩く。
さらに公園から通りへ出て自宅まで行く。
暑かった。

歩いてみると不自由なりに歩ける。
頭の具合、めまいの予兆をセンサーできるかというのが課題。
振り向く、前屈みになることは要注意。
先は長い。

※「入院四方山話」は入院中にノートに書き綴った文章を再録しています。

# by m-teshigoto | 2017-09-03 21:01 | 入院四方山話 | Comments(0)