日記代わりのメモ 〜5/21

退院の話が出たとたんにめまいがするようになり、トイレもリハビリも車椅子での移動に逆戻り。朝方がひどく、午後になるとだいぶ収まってくることに気がついてからは、午後のトイレは付き添ってもらうようにした。スタッフとも顔見知りになり、互いにどんな人間かがわかってくると付き合い方も変わってきて面白かった。

5/19 晴れ。6時半起床。若干ふらつき。体というより脳が揺れている感じ。頭痛あり。ミステリ読了。次がない…。食後のトイレは付き添い。めまい少ない。朝のリハビリは1階へ。行きは車椅子。バーの間を片手でつかまって往復。1階のフロアを手を振ってテンポよく歩く。2往復。右回りか左回りかでめまいの出方が変わる。右目の複視の影響かもしれない。昼食時に介護士さん(男性)に頼んで支えてもらい、洗面台で箸を洗い、冷蔵庫から水も出すことができた。たった数歩のことが自力でできない。3時頃、時々おしゃべりをする看護師さんが来て「トイレは?」と聞いてくれた。いつもは夜勤なので「夜しか出ないのかと思った」と言うと「(昼間は)別の所に出てるの」と笑いながらトイレまで付き添ってくれた。Thank you. 午後のリハビリは軽め。

5/20 土曜日。昨夜、寝る時にベッドを平らにしたら天井がグルグル回る。耳石ではないかと友人が心配してメールで体操を教えてくれたけれど、やってみたら余計に目が回る。斜め右上を見ている限りめまいはしないことを発見した。なんだ?今日のリハビリ担当は元気な女子で、歩行、階段、バランスをやる。その後、清拭、着替え。午後、仙台、松本など遠来の客を含め来客4人。ふ〜。言葉少なの来客にはどうしていいのかわからない。自分の症状を話すのもなんだしなぁ。

5/21 日曜日。同室の人(89歳)が早朝のオムツ交換の時に「どなたですか」「来ないでください」と一騒ぎ。寝ぼけたのか認知なのか、男性の介護士さんに向かって大声で怒鳴る。「こりゃダメだ」と介護士さんが部屋を出るとそのまま静かになった。そのうち暴れるようになるのか心配になる。少し経って女性の介護士さんにトイレへ連れて行ってもらった時は平静だった。日曜日は病棟も静か。リハビリもお休み。ベッドでボールを使った筋トレをしながら本を読む。午後、遠い親戚の人がお花を持って来てくれた。びっくり。一度しか会ったことがない。転職先を探しているという話だったので、ついあれこれ思いついたことを話してお節介オバサンをしてしまう。多弁な自分にあきれる。また会う機会もあろうかと住所とメルアドを書いてもらう。



# by m-teshigoto | 2017-08-01 20:51 | 病院のベッドの上で | Comments(0)  

日記代わりのメモ 〜5/18

何のためのリハビリか、ようやく自分の中でリハビリの目的に対する関心が生じてきた。退院へのパスポートというだけではなく、日々の生活に、自分の将来に関わる頭と体の再学習なのだと、身をもって感じた。医師はもちろん、療法士ですらそうしたことは教えてくれない。なぜ再学習だと思ったかというと、前より体がスムーズに動くような気がしたからだ。運動音痴だったはずがなんとか動けている。ここで頑張れば音痴解消なるかも…。リセットされた脳は、楽天的な思考が得意のようだ。

5/15 右側の脳圧が高いような気がする。創部も突っ張っている。9時40分からリハビリ。階段(16段)4往復。スクワット。足踏み、足上げ、腹式呼吸。リハビリの進行表にサイン。目標は図書館への復職とある。あ〜。午後のリハビリは足踏み、足上げ。+チューブで開脚。お盆でコップ運び。夜、左耳に拍動。

5/16 6時半にベッドを起こす。今日はお風呂。着替えと乳液を用意。湯船に浸かる!足の裏が垢でボロボロ。11時前、リハビリの準備をしていると友人Hが来る。果物と紅茶の差し入れ。昼前にリハビリ。階段、スクワット他。2時、従兄夫妻来る。3時、リハビリ。足の裏の安定が大事とのこと。来週あたり調理実習の買物へ。5時頃、ベッドの上でめまい。メガネを外す。本の読みすぎ?頭を下げると収まる。介護士さんが「頑張りすぎたかもね」と言う。血圧141。夜のトイレもふらつく。

5/17 朝からめまい。ベッドの上でもダメ。立って歩けない。右に傾く。朝食抜く。リハビリ休み。トイレも車椅子。昼前、友人Iが郵便物を持ってきてお弁当を食べていく。メガネなしでできる折り紙をする。眠い。午後のリハビリも休み。副院長が来て「耳から来る目まいだと思う」と。繰り返すようだったら点滴をするという。

5/18 晴れ。涼しい。一人で歩けないので、洗面、歯磨きができなくなって不自由。食後にめまい。頭の右側が別物のようだ。創部が腫れている。2時、友人H来る。果物、水の差し入れ。3時、カンファレンス。退院は月末に決まった。夕方、椅子を使ったリハビリ。ふらつきなし。左側を見上げるとめまい。頭がのけぞる感じがする。

# by m-teshigoto | 2017-07-30 20:30 | 病院のベッドの上で | Comments(0)  

日記代わりのメモ 〜5/14

午前に運動療法、午後に作業療法、2回のリハビリ以外は診察や検査もないから、ご飯を食べる、薬を飲むくらいしかすることがない。病院の一日は単調だった。

5/10 黒い雲が流れる。外は雨らしい。涼しめ。シフト交代時のトーンが不満っぽい。ここは老人ばかりだからやりきれないのだろう。いずれは自分だってそうなるのに。そういえば、前の病院のスタッフは感情を出さなかったな。加点1。だからといって戻りたくはない。友人Iからアクリルたわし用の毛糸が来た。※a緑色…。

5/11 晴れ。暑くなるらしい。朝のナースコールをパスされた。忙しかったか。でもねぇ。午前中のリハビリで公園まで歩く。午後も外歩きだったので、自宅を回るコースにしてもらい、ポストから郵便物を回収する。病院に戻る頃には疲れる。嬉しくて歩きすぎたかも。杖の練習もしたが、ない方がうまく歩ける。

5/12 朝の4時にトイレ。その後はうつらうつら。やや便秘気味。朝食の牛乳効果なし。看護師さんに相談する。えらく気が沈む。転院先の選択、リハビリの内容等に思いをめぐらす。

5/13 土曜日。曇り。昨夜は9時の消灯から2時間おきに目が覚める。5時起床。眠い。リハビリはお休みみたいだ。

5/14 日曜日。昨日は耳の後ろがシーンと鳴る。今日は、頭の後ろがやわらかい。※b広がってきた感じ。傷のまわりが痛くない。神経の繋がり具合なのかしら。無感覚な場所がある。

補足
a:「アクリルたわし編んでよ」という友人のリクエストもあって、リハビリ方々太いかぎ針でアクリルたわしを編んだ。黄色、緑、白、オレンジ、茶、水色…大中小様々な大きさの四角いたわしを編んだ。100円ショップの毛糸とはいえ「たわしじゃあんまりかわいそう」と思わないでもなかった。
b:左後頭部を強打して縦に亀裂が入っている。特に治療は必要ないとのこと。日によって亀裂の周辺がぶよぶよ膨らんでくる。髄液の出入りがあるらしい。「そのうちなくなる」と主治医のI先生は言っていたが、不安は不安。毎日触っているうち、起きたて、天気のいい日は膨らまないことに気がついた。気圧と関係するのか?

# by m-teshigoto | 2017-07-29 18:12 | 病院のベッドの上で | Comments(0)  

コップ一杯の水があれば

入院して上手になったこと=歯磨き。
朝昼晩三食食べ終わるたびに磨いたから、という訳ではない。
暇だったから、でもない。
食事のたびに、コップ一杯の水で歯を磨いたからだ。

一口目で口をすすぐ。歯磨きで磨く。二口目で口中の歯磨きをすすぐ。コップを傾けて歯ブラシについた泡を流す。少なめの三口目でもう一回すすぐ。残ったコップの水で歯ブラシをすすぐ。ベッドの上で、これだけのことをコップ一杯の水と水を受けるプラスチックの容器でまかなう。

きれいに磨けていようがいまいが、食後に組み込まれた儀式。
そこまでたどり着くのに手術から1週間の時間がかかった。

洗顔は? 一日三回のおしぼりだった。
お風呂の時以外(それも3回だけ)顔を洗ったことがない。
自慢したくなるほど気にならなかった。

付き添いがないとトイレにも行けない。
ましてや洗顔をや。
両手で顔など洗おうものなら、ふらついてゴツンとなりかねないのだから。

コップ一杯の水で歯を磨きおしぼりで顔を拭く生活もそれなりに楽しんだ。
洗面器一杯のお湯で整容した鴎外先生には及ばないけれど。


# by m-teshigoto | 2017-07-26 23:07 | 病院のベッドの上で | Comments(0)  

髪を切る

術前ににバリカンで髪を刈られてから今日で4ヵ月。
ベリーショートからは脱したもののまだ短くて、宝塚の男役には及ばない。

ほぼ一日中ワッチを被っているので、強情極まりない針金のような髪の毛もやさしく頭皮にまとわりついている。再建した頭蓋骨の形も良く、ヘアスタイルとしては上々。とてもベースを刈ったのが脳外科医だとは思えない。更に言うと「メスを入れる時は分け目に見えるように切った」とのこと。何を言うかと思ったらヘアスタイルのことなので、脳外科の先生って面白いと思った。それは余裕のなせる業なのか、患者さんとの話題作りなのか。でも、なかなかのセンスだったと今になって感心している。

その分け目もすっかり隠れているが、傷そのものはまだ「ここだよ」「かゆいよ」「いたいよ」と自己主張する。天気がいいと突っ張り返り、メッシュの部分は一回り小さくなる。さすがに凹まないけど。ま、湿度計のようなものだと思って観察している。

髪の毛の話にもどると、長さはいいのだが密生しているので暑くなってきた。
なんとかしてほしくて付き合いの長いヘアサロンへ行く。
「長さはこのままで、嵩を減らしてあげるね」
サクサク鋏が動いてたちまち頭が軽くなる。あ〜、さっぱり。

退院した時も5日目に行って、パチン、パチンと軽く鋏を入れてもらったのだ。
サムソンは髪を切ると力を失うけれど、私は元気になる。
傷のある頭を、何事もないよう鋏がにチョンチョンと行き来する。
それは“もう大丈夫だよ”という励ましのリズム。
ここ数日の胸バクがス〜ッと消えた。

# by m-teshigoto | 2017-07-25 18:28 | 暮らし | Comments(0)