日記代わりのメモ 〜5/2 転院まで

あれよあれよという間に転院先が決まり、「さぁ、早くベッドを空けて」という声が聞こえてきそうな勢いで退院日も決まった。ハイテンションで元気だった本人mは、日に日に心細くなるばかり。入院以来の経緯を知っている人たちに見守られていた日々は安心感に満ちていた。きっと親と暮らす子供はこんな感じだろうな。

5/1 夜中に目が覚め、なかなか寝られなかった。パワー不足。体温36.6度、血圧131。顔が熱い。回診は4人。新人いる。後頭部の痛みは問題なしとのこと。※a頭に関して気をつけなければいけないのは、飛行機とプールはOK、ヘッディングはダメ。ヘディング!? 朝食後3回に分けて抜糸。※b金具以外に長々とした糸もある。ひ〜ぃ。リハビリでは退院の見極めのテスト(バランス)をする。片足立ちはダメ〜〜。

5/2 朝からピカピカの天気。暑くなりそう。早くに目が覚めて、つらつらとこれまでのことを考えていると涙が出る。※cすっかり見守られている安心感になれてしまって出るのが怖い。回診は5人。研修医の先生に「暴言を吐いてごめんなさい」と言うと満面の笑顔。明るい。※d昼ご飯のオレンジ、いつも二切れなのに三切れだ。

補足
a:転倒した時に打った後頭部には亀裂が入った。驚いたことに「問題なし」で格別の処置はなし。それでも仰向けに寝ると、痛いことは痛かった。
b:正式には抜鉤(ばっこう)。たしかに、糸ではなくホチキスのような金具を抜くのだから金偏。
c:こうした感情の揺れを「退院ブルー」と呼ぶ。冗談ではなく本当の話。「マタニティーブルー」と同じ仲間。
d:この研修医の先生には、何回か注射で痛い目にあわされた。涙目になって「おじいさんの先生でももっとうまい」とつい憎まれ口。廊下ポタポタ事件もこの先生。



# by m-teshigoto | 2017-07-14 22:24 | 病院のベッドの上で | Comments(0)  

頭の熱伝導率

熱帯夜が一晩か二晩あっただけで東京は地面から熱くなる。

午前中、郵便局までお金を払い込みに出かけた。
お日様サンサン。
帽子を通して頭が熱い。
角を一つ曲がり、緑道沿いに大通りへ出て…ほんの数分の距離なのにもう胸バク。
おっ、息をしなきゃ。
大きく息を吐いて〜、大きく吸って〜〜〜

最近になって気がついたこと。
何かに集中したり、気を取られると、息をするのを忘れる癖があるらしい。
根を詰めて作業をしている時もそう。
その挙げ句の酸欠で気が遠くなるのではないかというのが、私なりの仮説。
暑さに気を取られて呼吸が疎かになってまた転倒…では笑えない。

という訳で深呼吸。
それも、いきなり吸うのはかえって危険。
最初に息を吐いてから吸うという呼吸の基本通りにやらないと、胸バクが加速する。
ネットで「深呼吸すると胸が苦しくなる」と入れて検索したら心臓病という結果が出たのには驚いたけれど、要は、息を吸うと肺が膨らんで心臓を圧迫して苦しくなるという構造上の問題もあるらしい。ならば先に息を吐いて空きを作ればいいんじゃないか。そう納得して「吐いて〜吸って〜」をやっている。
これには、自律神経が自律してないことも手伝っているのだが、まぁやってみましょ。

大通りの信号待ちで一休み。
郵便局では、財布をごそごそ探すフリをしてちょっと座る。ふ〜
一息ついて帰り道。
道を横断する時には立ち止まって右左。
向かいから人が来たら、同じく立ち止まってやり過ごす。
な〜に、休み休み歩いていれば、胸バクも頭クラ〜リも未然に防げるという自衛策。

おととい歩いた同じ道がえらく遠かった。
大気も熱く、昼近くの太陽は帽子を通して頭に直射の勢い。
血の巡りは悪くなったけど、熱伝導率は向上!? あ〜ぁ。





# by m-teshigoto | 2017-07-13 23:16 | 暮らし | Comments(0)  

日記代わりのメモ 〜4/30

何回か読み返して、手術があったのが19日か20日かはっきり覚えていないことに気がついた。友人に出したメールを確認して見て20日木曜日だとは確認したもののメモの日付は違う。脳が空気に触れるという希有な経験をすると、記憶の一部がかき消えるのかもしれない。カンファレンスでは認知症の話も出たから、そのうち検査かな。

4/24 9時30分にシャワー。頭をゴシゴシ洗われた。痛ッ。でもサッパリ。人も親切だった。午前のリハビリはお休みして午後に2つ。かつての仕事仲間と友人S来る。二人ともマイペース。友人S先に帰る。明日はCT。血管が細く見える場所があったので確認するとのこと。今日もリハビリで血圧下がる。130が105まで。(運動すると)血管が広がって血流が足りなくなるのかしら。マウスピースを看護師さんに洗ってもらう。申し訳なし。顎はオイルでマッサージ。

4/25 朝、造影剤CT。血管に針が入らず右2回、左1回。で、左を抜いてしばらくしたら廊下に血がポタポタ。パジャマにも…。腕からしたたっている…。こりゃ殺人事件だ。一緒に行った研修医の先生や看護師さんは真剣に床拭き。お昼前だったのでお腹が空いてス〜ッ。ご飯で元気回復。昼すぎに友人m。お菓子とリンゴジュースの差し入れ。午後3時友人I。術前に壊れた仮歯を歯科医に応急処置してもらう。※a退院相談の人来て、5月1日に次の病院へ移れるとか。※b今週末には抜糸OKとI先生。痛いかな。

4/26 I先生、7時30分に一人で回診。CTの結果、MRIで細く見えた血管は問題なし。スーッとする原因は不明。脳梗塞につながる前兆かどうかはわからない。

4/27 今朝もI先生登場。首の不具合を話したらエコー検査をすることになった。集団回診時、他の先生は「大丈夫」と言う。私だって心配していない。ただ気が遠のく(胸バク)の原因を、対策を知りたい。午前中シャワー。午後、言語、上半身、下半身の各リハビリ、頸動脈のエコー。1日か2日の転院がほぼ決まった。友人SとIが転院先の病院へ行ってくれたとのこと。Thanks! 来客3人。

4/28 体調よりも転院の不安が強い。昨日はリハビリをしながらその話ばかり。今朝も7時前にI先生。「大丈夫?」と聞かれて「ハイ」と答える。「1日に行くと聞いたけれど」との発言。あ〜あ。

4/29 土曜日。午前4時に目覚めてトイレ後二度寝。痛み止め7時半。ゆっくりまた寝る。朝食は完食の努力。味、量にこだわらず完食する努力を3日間続けていると、リハビリの疲れが少ない気がする。スタミナがつく。回診で「友達が何か言わない?」とのご下問。「?」想像するに、術後が順調で傷が腫れないのが先生たちには嬉しいらしい。「1回目(の手術)の腫れがすごかったから何も言われない」と答えた。今日は3人だけ。I先生はお休みかな。たまにはゆっくりしてください。私なら大丈夫。午後の下半身のリハビリは担当者がお休みでナシ。明日は午前も午後もナシ。文句を言っていたくせに、今となって楽しみにしている。上下それぞれの担当者のおかげで今日の私がある。※c

4/30 日曜日。朝食時に回診。食後に抜糸。なんと今回は痛くない。それに速い。…「残りはまた明日ね」ですって。なんだ半分だけか。9時過ぎに代打の人来て下半身のリハビリ。ややハードだったから久々にジュースを買う。

補足
a:転倒した衝撃で仮歯が割れた。週2回病棟に来る歯科医が接着剤で応急処置。それが術前に再び割れたのだが「手術中に飲み込む危険もあるから」ということで修理が保留になっていたのだ。悪化した顎関節を緩和するためのマウスピースもこの先生に作ってもらった。なかなか気っ風のいい女医さんで「先週は内視鏡の手術で来られなかった」と何事もなかったように言う。顎関節が痛くて歯磨きで苦労する私に細い歯ブラシを1本くれた。「男前だからただでいいよ」ですって。術後の5分刈りだから男前か!?
b:急性期病棟にいられるのは約1ヵ月。順調ならば退院、治療やリハビリが必要ならば回復期を過ごすための病院への転院が促される。まだ付き添いなしではトイレにも行けない状態。有名なリハビリ専門病院への転院も可能だったが、自宅近くにある病院を思い出し、そこへの転院を希望した。
c:上半身と下半身それぞれの療法士さんが、緊急入院時にも付き添ってくれていたことは退院してから知った。


f0178453_15192937.jpg




# by m-teshigoto | 2017-07-11 14:55 | 病院のベッドの上で | Comments(0)  

黒糖LOVE^−^

f0178453_17374617.jpg



最近のマイブーム(そろそろ死語?)は「黒糖ミント」。
入院の差し入れでいただいて以来のファン。
といっても退院してからネットで探し、ようやくお取り寄せができた。

某航空会社の機内サービスで認知度を高めたとのこと。
沖縄物産展で買うこともできるらしいが、出歩けないので通販。
一袋150gm300円は安いでしょう? 数えてみたら31個ありました。
それを3袋。そして送料は756円。
2袋だとメール便で200円そこそこなのだけれど、不思議なことに「品切れ」!?
3袋送れるのなら2袋ありそうだと思うのだ…

小さくて、口溶けが良く、かすかなミント風味のさっぱりした甘さ。
「琉球黒糖」「しょうが黒糖」「塩黒糖」などもあり。
でも、最初に食べた「ミント黒糖」が一番だと思う。

病院で夕食を終え、期待せずに口にしたら…あらっ美味じゃない!
たちまち2つをぺろり。
残り3つを眺めつつ、なんとか同じものをまた食べたいと思案。
この時は分別が働いて、普通の「黒糖」を買ってきてもらって代替とした。
これもまた美味しかった。

そして2ヵ月。
送料にたじろいだものの、もう分別はうっちゃって取り寄せた「ミント黒糖」。
やっぱり美味でした。
ご飯の後の一粒が毎日のお楽しみ。

言い訳に聞こえそうなのを承知で言うのだが、
脳の回復にはいつもより多めの糖分が必要なのかもしれない。
病院で食べた最初の1つは、体に染みるように美味しかった。
今は、その甘さにふっと体が緩む感じがする。








# by m-teshigoto | 2017-07-09 18:27 | 暮らし | Comments(0)  

日記代わりのメモ 〜4/23

頭の凹みもくっきり。
主治医のI先生が「そろそろ切り時だ」と言ったのには驚いた。
外科医が「切るのが好き」というのはどうやら本当らしい。いやはや。

4/17 頭蓋骨にチタンプレートを留めるボルトは3本。「(飛行場の)センサーで鳴るかな」と言って、回診の先生たち笑う。もう、飛行機なんか乗らないよ〜だ。

4/18 午前6時22分、I先生来て「なるほど、朝はまだ大きい」と言う。※a朝ご飯を食べる時に仮歯が取れたので回診の先生たちに聞くと、ニコニコ笑って「手術が終わってからだな〜」と。仕方がない。窓際の空きベッドに人が入る。バタバタと多動。40代。現役のカメラマンらしい。バリバリ紙袋を開けたり閉めたり。午前4時にライトを点けたり。看護師の言うことをまるで聞いていない。やれやれ。来客3人。お菓子、果物、新聞。

4/20 手術当日。友人Sと従兄が立ち会う。朝食後手術室へ。

4/21 昨夜、ICUに術後の女性が2人入る。眠りが分断され、痛みも出て疲れる。ロキソニンをもらう。頭のドレーンを抜いてもらう。まだ痛いがだいぶ楽になる。朝の回診。いつも通りの笑顔で元気な先生たち。CT検査にも3〜4人でベッドごと運んでくれる。その後病棟へ戻る。昼には友人Iが来て持参のお弁当を広げる。こっちはいつもの病院食。ご飯が170gと倍量になったので元の80gに減らしてもらう。リハビリでめまい。※b息を止める癖がある!?

4/22 土曜日。よく眠れた。頭痛軽い。お腹すく。食欲は普通。友人Hから紅茶の差し入れ。美味。伯母宛のハガキの投函を頼む。リハビリでふらつく。低血圧?点滴は抗生剤へ。

4/23 日曜日。回診で、(めまいやふらつきは)慣れてくれば気にならなくなるとのこと。不安なのはスーッと気が遠くなるからだ。それに口の動きがもたついてくる。こっちの方は、頭の位置を下げると治るのだが…。午前中のリハビリは恐る恐る。息を詰めてやった後に胸バクになるのは過呼吸なのだそう。おやおや。今日はよく眠ったせいかちゃんとできた。ただしゆっくり。PTさんの元気な掛け声を聞いていると速すぎてげんなりしてしまう。「ゆっくり、小さめの声でお願いします」と頼んだのだ。プレッシャーに弱いのかしら。先生たちにも申し訳ない…。笑顔が減ったかな。夜の検温36.8℃。アイス食べたくなる。ふ〜。

※補足
a:頭の凹み具合は一日の中で変化する。いちばん凹むのは夜。一晩寝て、起きたばかりの朝のうちは幾分膨らんでいる。
b:作業療法のリハビリの途中で、なぜか座っているのに血の気が引く。そのうち口が重くなり呂律が怪しくなる。運動中なのに血圧低め。一生懸命になると息を詰める癖があるのだが…。酸欠か?


# by m-teshigoto | 2017-07-08 13:23 | 病院のベッドの上で | Comments(0)