11月

今日は母の命日だった。
晴れた晩秋の朝に、ふと思い出した。
母の亡くなった朝は、寒い雨が降っていた。母は28歳だった。

11月に見送った人は多い。
大学時代、同級生が不本意な死を迎えた。20歳。
その時の衝撃は今も深く心を動かす。

2006年には伯父。86歳。
病院のベッドでの日々を、ただそばに居ることしか出来ないまま見守り続けた。

そして先日、青森の知人が逝った。81歳。
何も知らず、時候の挨拶をしたためたハガキを出したのだ。
珍しくメールが来て、「具合が悪く、電話で話すこともできない」とあった。
美食家で、知識欲旺盛、手仕事、料理にも堪能。
帆立の佃煮、ハタハタの醤油漬け、ミズのおひたしなど、北国の味を教えてもらった。
強さを感じさせる人だから、時間が経てば回復すると思っていた。
数日後、お嬢さんからの訃報のメール。言葉もなかった。
20歳で死んだ同級生と同じ日に逝ったので、11月の重みが増した。

何気なく朝を迎え一日を始めていて、さして心が重い訳ではないのだけれど、
ふとしたはずみに、言葉や声や場面や仕草で、逝った人たちがよみがえってくる。
とっても近くに感じるその不思議。
最近、逝った人たちに無性に手紙を書きたくなることがある。





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by m-teshigoto | 2014-11-18 22:40 | 人&人 | Comments(0)  

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